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そばつゆにスモークの香り、ほどよい塩気が抜群にマッチ…大衆そば屋で「ベーコンそば」を食べくらべ

そばつゆにスモークの香り、ほどよい塩気が抜群にマッチ…大衆そば屋で「ベーコンそば」を食べくらべ

2022/04/26

genre : ライフ, グルメ,

梅島「雪国」はシンプルな「ベーコンそば」

 東武スカイツリーラインの梅島にある「雪国」で提供されているのは、文字通り「ベーコンそば」(500円)。そばの上に塩茹でモヤシとベーコン3枚がのったシンプルなタイプ。山田店主によると、ベーコンと食材との組合わせを研究した結果、返しや出汁の十分利いた「雪国」のつゆはベーコンそのままの燻製香が最も馴染むことが分かったという。「つゆのグレードが一段上がる」とか。塩茹でモヤシはその味とケンカせず、シャキッとした歯ごたえがいいアクセントになる。確かにベーコンとモヤシとそばを一緒に食べると、つゆに燻製香が加わってなかなかうまい。これから夏に向けては「冷しベーコンそば」として食べてもうまいと思う。

東武スカイツリーライン梅島駅改札からすぐにある「雪国」
これがシンプルな「べーコンそば」(500円)

新丸子「山七」は「のりたまベーコンそば」

 東急東横線の新丸子駅すぐの「山七」では「のりたまベーコンそば」(500円)を考案した。女将さんの倉橋さんによると、シンプルにベーコンをのせてそれに合う食材を考えたという。

東急東横線の新丸子駅改札すぐの「山七」
「山七」では「のりたまベーコンそば」(500円)を考案

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 返しにつけた味玉、白ごま、そして大きめの海苔が2枚のる。一瞬ラーメンのビジュアルを想像するが、この味玉とベーコンの相性は抜群で、海苔の風味もそばつゆに馴染んでなかなかよい。「天ぷらはお好みでのせてくれれば」とのことである。魚肉ソーセージがすごく合いそうな気がする。

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