家で食べられる! 3社のビャンビャン麺を実食してみた
由来については謎多きビャンビャン麺だが、一度目にすると惹きつけられてしまうフォントと、一度口にするとクセになってしまう美味しさがメーカー各社の目に止まったのか、前述したサンヨー食品、日清食品、カルディなどから相次いで販売され、注目を集めている。今回は大手3社から販売されたビャンビャン麺を食べ比べてみた。
サンヨー食品
まずはサンヨー食品から2022年4月11日に全国で発売されたカップ麺「ビャンビャン麺風 史上最大級幅広麺」(270円〈税込〉)。都内のスーパーやコンビニのファミリーマートでも見かけた。
パッケージをみると「ビャン」の字だけで半分近く占めており、店頭に置いてあれば遠くからでも在庫があるのが確認できそうな圧倒的存在感。
「史上最大級幅広麺」の下には「西安式旨辛麺」とあり、油潑(ヨウポー)麺をイメージして作られているのは間違いなさそうだ。開封すると1cmほどの幅がある乾麺が。普段食べるカップ麺では見かけない太さだ。熱湯を注ぎ4分待つと、幅広麺が戻り、付属のタレとかやくを加えて混ぜればビャンビャン麺が完成する。
醤油ベースのタレに唐辛子の辛さと花椒の痺れがじわじわ効いてくるスパイシーな味付け。1cm以上ある幅広麺はぴろぴろとした食感で、カップ麺では食べたことがないような食べごたえがあった。箸で麺を持ち上げるとかなり高くまで引き上げなければいけないほどの長さがあり、他のカップ麺と比べて麺が長いところに手打ち感がでている。
商品名に「ビャンビャン麺“風”」とあるように、もちろん本場の油潑(ヨウポー)麺と同じ味、というわけにはいかないが、数分で食べられるカップ麺で、ぴろぴろとした食感と手打ち感ある麺を再現しているという点においては同社の技術力の高さを感じた。ちなみに同社では過去にも刀削麺風カップ麺を販売している。