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本場の麺は、神保町や高田馬場、大阪・日本橋で

 麻婆豆腐やホイコーローなど日本でよく食べられている中華料理も、中華料理店では本場と比較するとマイルドに、冷凍食品や市販の調味料ではどんな人でも食べやすいようさらにマイルドにアレンジされている。

 今回3社が販売しているビャンビャン麺も、各社が力を入れて開発しているだけあって、本場のビャンビャン麺を食べたことがない人でも食べられるよう美味しくアレンジされていた。日本ではあまり馴染みがないビャンビャン麺を商品化するにあたり、味付けが日本人にとって食べやすい担々麺風や麻辣風になるのは至極当然のことといえる。

大阪・日本橋「西安麺荘」にて(筆者提供)

 冒頭でも述べたが、ここ数年首都圏や関西圏でもビャンビャン麺を出す店は増えてきている。

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 都内だと八丁堀や神保町などに店を構える「西安麺荘 秦唐記」や高田馬場に2022年4月にオープンした「西安ビャンビャン麺 小高姉」、大阪だと日本橋の「西安麺荘」などで打ち立てのビャンビャン麺が食べられる(他にも店名に「西安」と入っている店なら、ビャンビャン麺を出している可能性が高い。Google Mapでビャンビャン麺と検索すると意外と多くの店でビャンビャン麺を提供しているのが見つかる)。

神保町「西安麺荘 秦唐記」にて(筆者提供)

 これらの店ではベーシックな油潑(ヨウポー)麺だけでなく、トマトと卵のビャンビャン麺や、肉味噌ビャンビャン麺、さらには全部のせなど、様々な種類のビャンビャン麺を食べられる。

 今回紹介したお家で食べられるビャンビャン麺を入門編として、実践編では本場のビャンビャン麺に挑戦し、味の違いや、中華料理の奥深さを楽しんでみてほしい。