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シビレと酸味に襲われる……「日清」の麺のお味は?

日清食品

日清食品が発売した「汁なしビャンビャン麺」(筆者提供)

 最後は日清食品のビャンビャン麺(オープン価格。筆者購入時は235円)。2022年3月1日から全国で発売された新商品だ。あまり生産されていないのか、都内ではなかなか見つからず、数店舗まわってスーパーの西友でようやく手にすることができた。3商品の中だとパッケージの「ビャン」の字の存在感は控えめだ。同社の人気商品「担々麺」とパッケージで統一感を出すためだろうか。

 サンヨー食品はカップ麺、カルディーはインスタント乾麺だったが、こちらは冷凍食品タイプ。皿にのせて6~7分電子レンジでチンするだけで食べられる。

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日清食品が発売した「汁なしビャンビャン麺」(筆者提供)

 パッケージには辛さレベル4、シビれレベル2とあり、別添えで花椒香油付きと、辛さには自信があるよう。食べてみると確かに3商品の中では最も辛味があるように感じられ、食後も口の中にほどよいヒリヒリ感が残った。辛さと同時に特徴的だったのが酸味で、花椒香油の辛さに加えて、じわじわと感じられる黒酢の酸っぱさが後を引くおいしさ。

 麺は1.5cmほどの幅で、きしめんのよう。むっちりとした口当たりで、辛味と酸味の効いたタレによく絡んだ。こちらもやはり担々麺に近い味付けだが、後から花椒香油をかけられたり、酸味が効いているという点においては油潑(ヨウポー)麺との共通点も感じられた。