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元警官セクシー女優(26)が語る、警官時代の“挫折”「ある朝、仕事に行けなくなった」「同期が亡くなって、『私もそうなるかも』と…」

ちゃんよたさんインタビュー #2

2022/06/10

 警視庁も他の県警もそうだと思うんですけど、警察学校に入って最初の1ヶ月が特別指導月間といって、その間は学校から一歩も外に出られない。教官もめっちゃ厳しく指導してきて、試される期間があるんです。辞めちゃう人は、だいたいそこで辞めちゃう。警察学校に入った1割くらいが、その段階で辞めていきますね。

「部屋の整理がなってない!」と腕立て100回

ーーその厳しさを求めていたからこそ、耐えることができた。

ちゃんよた そうですね。警察学校にいた頃は、意外と優秀なほうでした。自分で言うのもあれなんですけど。

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ーー机の引き出しの鍵を置いて出ていったら、「整理がなってない」ということで教官に部屋をめちゃくちゃに荒らされたとYouTubeで仰っていましたね。

ちゃんよた 教官による部屋チェックが定期的にあって、すべてキチッと決められてるんですよ。本は低い順から高い順に並べろとか、ベッドのシーツをシワ1つないようにピチッと張れとか、机の引き出しを施錠したら、鍵は見つからないところに隠せとか、いろいろあるんですけど。

 

 

 それが1つでもなってないと、部屋をめちゃくちゃにされて、「教官室に来い!」って書いた紙が置いてある。で、教官室に行って腕立て100回させられたりとか。

 でも、そういう厳しさにも慣れましたね。人間って順応する生き物だなって(笑)。ベッドのシーツは今でもピチッと張れますね。コツがあるんですよ、あれ。

ーーそういったペナルティは連帯責任になるとも話してましたが。

ちゃんよた 部屋点検でダメだったら、同じ部屋の子も1ヶ月家に帰れませんよ、とかありました。私は意外と優秀で……何回も言ってごめんなさい(笑)。私がというより、同じ部屋の子が何かやらかして、道連れにされたという記憶はあります。

 

 

 でも、いつかは自分もその立場になることがあるかもしれないし、怒ってもしょうがないので。だから、どっちかが何かやらかしそうになったら、お互いにチェックするようになりました。

 なんだかんだ言っても、警察学校は楽しかったですね。

免許証を投げつけられ…ハードすぎた「交番勤務」

ーー交番勤務になってからのほうが、ぜんぜんハードだったりするものですか。

ちゃんよた キツかったです。イメージしてたのと違ったというか。警察官って、もっと感謝されるものだと思ったんですけど、一切感謝されないし。なんなら逆に怒鳴られるし、みたいな。

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