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「男は年齢を重ねるほど魅力が増す」は根拠のない“謎の自信” 美容初心者が真っ先に見直すべき“最低限美容”とは

『だから夫は35歳で嫌われる~メンズスキンケアのススメ~』より #1

2022/06/01
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こんな成分表示の商品には注意

 逆に、成分表示にズラズラとたくさんの成分名が並んでいたり、耳になじみのない成分ばかりが記されていたりしたら要注意! 肌にダメージを与える可能性があります。 

 といったものがあります。「パラベンフリー」とはよく見かける表示ですが、パラベン以外にも防腐剤は多数ありますから、必ずしも防腐剤不使用であることを示すものとは限りません。

 たとえば界面活性剤であれば、以下のような表示があります。

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 ・名前の最後に「~硫酸ナトリウム(Na)」とつく……「ラウリル硫酸ナトリウム」など

 ・名前の最後に「~クロリド」とつく……「ベンザルコニウムクロリド」など

 ・名前の最後に「~ベタイン」とつく……「コカミドプロピルベタイン」など

 ・名前の最後に「~グリセリル」とつく……「ステアリン酸グリセリル」など

 ・名前の最初に「PEG/PPG」とつく……「PEG‒60水添ヒマシ油」など

  また、化粧品内の雑菌の繁殖を防ぐ防腐剤としては、

 ・パラベン……「エチルパラベン」「プロピルパラベン」など

 ・そのほか……「安息香酸塩」「安息香酸(Na)」「フェノキシエタノール」など

「敏感肌用」でも油断はできない

 とはいえ、成分名をひとつひとつ覚えるのは面倒でしょう。ざっくり“カタカナやローマ字の長い成分名”が入っているものは避けるようにしてみてください。

 注意したいのは「無添加せっけん」と銘打たれていても、たとえば合成界面活性剤や防腐剤「は」無添加であるなど“ある成分を含んでいない”事実を、そううたっている可能性があるということ。パラベンフリーの例と同じですね。

 ここだけの話“肌にやさしい”と人気の老舗せっけんメーカーの商品も、成分表示をチェックすると「そうとはいえないな……」と思える成分が含まれています。また「赤ちゃん肌用」「敏感肌用」にも化学成分が多く含まれている商品はありますから、油断はできません。

 CMや口コミによるイメージだけで選ばずに、必ず成分を確認する習慣をつけてください。意外とおもしろい発見があるかもしれませんよ。

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