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自宅にお邪魔して手料理をいただく
ただし、当初はモスク側が、溝さらいなど自治会活動への協力も申し出ていたようだが、直後にコロナ禍が起きてしまい宙に浮いた。感染症の流行という不可抗力の理由で、地域との接点が減ってしまったという問題はあるようだ。
「地元のお祭りなんかも、私たち、出られるなら出たいです。声かけてほしいです」
モスクの役員の1人であるスラメット・スプリヤントさんの自宅にお邪魔して、奥さんの手料理を食べつつ話を聞いたところ、そんな話を聞いた。ちなみに彼は20年ほど前に技能実習生として来日。それから、ほぼずっと滋賀県で働き続けており、いまは水道設備会社の正社員だ。日々のモットーは「あいさつをちゃんとする」である。
「あ、それなら12月の“ゑびす講”(能登川駅前商店街の催し)で屋台を出すのはどうですか? ナシゴレンとかジャワのカレーなら流行りそうです」
「いいですか? それ。やりたいです」
この記事を読んだ地元の人で、スラメットさんたちのナシゴレン屋台を手伝ってみたい人は、ぜひ能登川アンヌルモスクに連絡してみてほしい。うちの地元の「未知との遭遇」は、まだはじまったばかりなのである。