文春オンライン
「パワプロ」能力値はどう決まる?開発チームにきいた「スポーツニュースで“ドキッとする”4つの瞬間」

「パワプロ」能力値はどう決まる?開発チームにきいた「スポーツニュースで“ドキッとする”4つの瞬間」

2022/06/11
note

開発陣の「想定より1年早く活躍を始めた」佐々木朗希

――世間で注目されている、佐々木選手、松川選手、大勢選手ですが、今回のバージョンアップのときにどう評価、設定しましたか。各選手の特徴をそれぞれ教えてください。

 佐々木朗希選手は、まず、発売時点の能力は、年間通してのピッチングを見ていない選手なので、疲労などによるパフォーマンスが落ちた場合を考慮しながらの査定になっていました。

 

 昨年オフからキャンプにかけてもグンと伸びており、想定より1年早く活躍を始めたな……という印象です。完全試合もありましたし、球速の更新を始めとして、コントロール、変化球、特殊能力、と全体的にパワーアップされています。

ADVERTISEMENT

 松川選手は、発売時点の能力データでは「守備力F」、の査定でした。理由としては「アマチュア時代の守備評価が決して高いものではなかったこと」「打撃を生かしてサード転向も噂されていたこと」「打撃に関するコメントが非常に多かったこと」などがありました。打撃面はオープン戦のころに比べると少し落ち着いた数字となっていますが、ボール球を振らない選球眼は高校生離れしています。

 

 今回のアップデートでは「守備力」や「キャッチャーリード」など守備面がパワーアップされ、「選球眼」もつきました。最近やや出場が減ってきており、疲労なども含めて心配なところではありますが、これからどういう成長や活躍を見せるか楽しみな選手であることは間違いありません。