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母・後藤久美子に「何してたの?」と聞かれて「ボウリング」と…アレジ選手(22)が語る、カーレースを打ち明けられなかったワケ

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ジュリアーノ・アレジさんインタビュー #2

2022/07/16
note

「これ、チームの人にあげて」母のサポート

ーーお父様とは頻繁に連絡を取り合っていると聞いています。 

アレジ 絶対毎日。何回も。レースのこともあるし、パーソナルなこともあるし。「どう、元気? 最近、なにしてる? 予定は?」とか、1日に2、3回はいろいろ聞かれるけど、すぐに話したことは忘れちゃう(笑)。忘れちゃうけど、話したいし、声を聞きたい。「朝にトレーニングして、これから東京に行って友達とごはん食べに行く」とか、そんな話。まぁ、やっぱりレースの関係が多い。 

 

ーーお母様は、どういった形でジュリアーノさんをサポートしてくれているのですか? 

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アレジ お母さんは日本に来ると、レースをちょっと見たり、僕のスポンサーに挨拶したり、チームメンバーに「ジュリアーノ、どうですか?」って話をする。お母さんが来ると、チームのみんなも喜ぶよね。 

ーーそりゃ、ゴクミが挨拶しにくるわけですからね。 

アレジ お母さんが来ると、けっこうアテンション(注目、関心)があるね。来てくれても、レースがあるとあまり会えないんだけど。会えても、一緒に夜ごはんを食べるくらい。 

ーージュリアーノさんは、毎日工場に行ってはチームのメンバーやスタッフに挨拶したり、差し入れをしているそうですね。こうした日本でのコミュニケーションの取り方は、お母様からのアドバイスの賜物みたいなところも? 

アレジ お菓子は、たまに持っていくことあるよ。おいしそうなお菓子のボックスを見ると、買ってみんなのところへ持っていっちゃう。そういった日本人が好きなアティチュード(態度、姿勢)は、もちろんお母さんに言われた。お母さんも日本に来ると「これ、チームの人たちにあげて」って、いろいろ渡してくるし。 

 

ーージュリアーノさんが日本を拠点に活動すると決めたことを、お母様は嬉しく思われたのではないですか。 

アレジ 喜んでただろうけど、最初はちょっと不安だったんじゃないかな。「ジュリアーノ、ヨーロッパと日本はほんとに違うよ。運転は気を付けなきゃだめ。何でも気を付けなきゃだめ。なにもかもやり方が違うし」と言ってたし。