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「入居初日に意識を失う」「留守電にゴボゴボと…」事故物件に住み続ける男が味わった“不気味すぎる現象”

「入居初日に意識を失う」「留守電にゴボゴボと…」事故物件に住み続ける男が味わった“不気味すぎる現象”

僕が住んできた事故物件 #1

2022/07/16

genre : エンタメ, 社会,

note

6軒目:新宿(自殺)

築50年、6階建マンション
1K 10帖
家賃6万円(元々は8万円)

6軒目の物件

 50代男性が首吊りした部屋。その正確な場所は不明。前入居者が貼っていたポスターなどはそのままにされてある。壁や天井に青白いシミ。

【実際に起きた現象】
・明け方、何者かに部屋をゴソゴソされる
・不定期に空間がビビビと揺れる
・番組ロケの最中にマネキンの首がスス……と前に動く

 部屋をゴソゴソされたのは、隣の部屋の生活音が大きく、それを僕が勘違いした可能性もある。空間が揺れるのは、何かの電波の影響なのだろうか。一方、マネキンの首が動いたのは理解不能。

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7軒目:大阪(自然死)

築35年、11階建マンション
1K 8帖
家賃3万円(元々は3万5000円前後)

7軒目の物件

 40代男性が自然死した部屋。40代の自然死というのが、もう不自然である。

【実際に起きた現象】
・インターネット生配信するために来たスタッフが、準備作業の時に、なぜか配信機材にコードを挿しては抜くを延々繰り返し、配信が遅れる

 それ以外は本当に何もなかった。

◆ ◆ ◆

 続く後編では、「トイレから異臭がする事故物件」や、「玄関とリビングに血痕が残っている事故物件」など、僕が住んできた8軒目〜14軒目を紹介する。

事故物件怪談 恐い間取り3

松原 タニシ

二見書房

2022年7月11日 発売

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

「入居初日に意識を失う」「留守電にゴボゴボと…」事故物件に住み続ける男が味わった“不気味すぎる現象”

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