ーー風向きはどうすればいい?
体に風を直接当てない「水平吹き」を推奨いたします。
ーー電気代が気になるとの声があるが…
一晩中つけっぱなしですとどうしても必要な電気代はかかってしまいますが、電気代を抑えるポイントとしては4点あります。
1:冷房をつける前に窓を開けて外気を取り込み、ある程度室温を下げてから冷房をつける。
2:設定温度を1℃あげる(約10%省エネ効果)
3:フィルターをお手入れする(約5~15%省エネ効果)
4:室外機の吹き出し口付近に障害物を置かない。
※10年以上エアコンをお使いの場合であれば新品に買い替えて頂くと省エネ性能が向上しているので電気代が下がります。
エアコンによる体調不良は”冷え”が原因
最適な風量は「弱」か「自動」を推奨するということだったが、エアコンをつけっぱなしにすると体調が悪くなるという人のために、睡眠環境プランナーの三橋美穂先生に対策を聞いた。
ーー28℃以下とは何度がおすすめ?
使う寝具やパジャマなどによって差はありますが、26~28℃が目安です。エアコンに表示される設定温度と、 寝ている場所の温度に差があることが多いので、枕元に温度計を置いて確認・調整してください。
ーーエアコンの風が苦手な人はどうしたらいい?
風が直接体に当たらない場所に布団を移動して寝てください。蚊帳や天蓋を活用したり、リビングのエアコンをつけて扇風機で寝室に冷気を送るのもよいでしょう。
ーーつけっぱなしが嫌な人は?
つけっぱなしにしたくない理由は「体調が悪くなる」からだと思います。
どうしても途中で切りたい場合は、午前3時過ぎに切タイマーをセットしてください。明け方は気温も体温も下がるので、その前までつけておくと、途中で暑くて目覚めることが少なくなります。
ーーエアコンで具合が悪くなる人はどうしたらいい?
体調が悪くなる(体がだるくなる)のは「冷え」が原因なので、28℃以下を保ちながら冷えを防ぐために、まずパジャマを長袖・長ズボンにして、体に冷気が直接当たらないようにします。
場合によっては、肌着や腹巻、レッグウォーマーなども着用してください。身体周りの空間の温度が安定するので、朝まで安定して眠ることができます。