文春オンライン

「アソコに白い粉を塗られて…」覚醒剤に“堕ちた”元ミス学習院AV女優・結城るみなが「逮捕されてやっと自分らしくなれた」と語るワケ《お嬢様時代の煩悶》

結城るみなインタビュー #2

note

加速度的に増えた覚醒剤使用「タバコのような感覚」

――自分が薬物に汚染されていると自覚して、リミッターが外れちゃったんですね。

結城 月1~2回だったのが、徐々に頻度が増えて、いつしかタバコのような感覚で、毎日使うようになりました。「このままじゃだめだ、やめよう」と、1、2週間耐えることもあるんですが、いわゆる「切れ目」と呼ばれる離脱症状のときにまた手を出してしまう。悪循環の始まりでしたね。

 生まれて初めて「死にたい」っていう気持ちが湧いてきて……。逮捕直前ぐらいは、もう薬をやりすぎて死んでもいいやって思うようになっていました。だから逮捕された時は、ちょっとほっとしました。

ADVERTISEMENT

 

――逮捕後、結城さんは46日間を拘置所で過ごし、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けました。

結城 いろいろな事情があって勾留期間が伸びたのですが、きちんと三食食べる規則正しい生活をさせてもらい、健康状態はかなり回復しました。でも、私は体の中に薬物が残っている状態で逮捕されたので、離脱症状にはかなり苦しみました。

 最近、元KAT-TUNの田中聖さんが20日間の勾留を経て判決が出た直後に覚醒剤を使用して逮捕されたことがニュースになりましたが、勾留20日目は離脱症状が一番つらい時期なんです。私も、20日で外に出ていたら、すぐに再犯していたかもしれません。

――それくらい、薬物依存を断ち切るのは難しい。

結城 そうですね。私も薬物を使いたい欲望がまったくないと言ったらウソになります。一度、薬物が簡単に手に入ることを知ってしまったからこそ、誘惑を断ち切るのは難しい。私は現在、キャバクラで働きながら社会復帰を目指しているのですが、私が薬物で逮捕されたことを知った人がわざわざお店に来て、「一緒にやろうよ」と誘ってくることもあります。

 ふとした瞬間に、この先どうやって生きていったらいいのかという不安に押しつぶされそうになって、薬物への欲望が強くなってしまうことも……。