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人の命や自然環境をどうやって守っていくのか。四日市で起こったことを無駄にしないためにも、忘れてはならない四日市公害の「教訓」。

 

伊藤三男さん:
公害とは予期せぬところで出てきたわけですけれど、奇しくも“経済か命か”という問題は、公害の問題と共通する所があると思うんですよね

裁判から50年が経ち、あの時の公害に対する怒りが薄れてきて、再び経済優先に傾いてきたのではないかと輝子さんも危惧している。

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谷田輝子さん:
夜のあの(観光)船に乗るのでも、四日市が良くなって…。本当にきれいな夜景になって…でも、もう二度と乗りたくない。だって尚子が泣いているような、光がそう見えたんですもん

 

谷田輝子さん(語り部として):
勉強も大事だけど、身体も大事に。しんどい時は親に言って、身体をよくして、それから勉強して。とにかく親より先に死ぬということは、一番の親不孝だと私は思います

 

谷田輝子さん:
子供たちもわかってもらえれば。自分たちが幸せになっても、こういう人たちがいたと一瞬でも思ってくれるだけでも、尚子が救われると思って、私は老体に鞭打って頑張っております

※「判決50年展」
・8月28日まで
・場所:「四日市公害と環境未来館」

(東海テレビ)