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「視聴者を馬鹿にしちゃいけないよ」“テレビ離れ”はなぜ起こる?坂上忍(55)が感じた“圧倒的に変わったこと”

坂上忍さんインタビュー#3

2022/09/13
note

「いやホント、毎日視聴率が出る日々はしんどかった(笑)」

――それがプロということなんでしょうね。ただ8年間やった『バイキング』が終わり、今は騒々しい状況から抜け出したな、って感覚なんですか?

坂上 どうなんだろう。ただ今も『坂上どうぶつ王国』など他の番組に出演させていただいていますし、そこは関わっていく以上、これまでより多くの人に観ていただけるように注力していきたいなと思っています。

 だから戦いから足を洗ったのではなく、連日の戦いから抜けさせていただいた、という感覚ですね。いやホント、毎日視聴率が出る日々はしんどかった(笑)。

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――メインキャストからすれば、すごい心労なんでしょうね(笑)。

坂上 だから数字が出てこない連休は正直ホッとしていましたね。ただ日々数字とにらめっこしながらも、僕は基本的にどの番組をやるときもそうなんですけど、喜怒哀楽があるから人間なわけで、そういった抑揚をどうやって見せていくのかが重要だと思っているんです。

 

 例えば『坂上どうぶつ王国』の場合なら、動物のかわいいいところや厳しい現実を見せてくのもやり方かもしれない。人間が動物のためになにができるのか。『坂上どうぶつ王国』は、これまで動物ドキュメンタリー番組で動物保護に特化した番組がなかったので、僕から「どうですか?」と提案して立ち上げてもらった番組ですし、また他に関わっている番組にしても60歳過ぎまで携われると思うので、これまで通り腰を据えて頑張っていきたいなと思いますね。

写真=石川啓次/文藝春秋

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撮影協力=角館山荘 侘桜

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