まさに「業務用釣り餌」と言っても過言ではない検証結果が
カワハギ釣りの基本動作はシンプルで、チョンチョンチョンと誘い、止めてアタリを待つ。繰り返しているうちに周囲にいるカワハギが興味本位で寄ってきて餌を突き始めるのだが、ここで受け身だと餌が取られるばかりだ。大袈裟に竿を煽って、簡単には餌を食わせない状況を作り、一瞬の間を与えると餌の取り合いになり大きなアタリが出る。ここでしっかり合わせると……。
上がってきた魚はカワハギ!
生でないと集魚力に欠けると感じたが、あさりだけにあっさり釣れた。投入するたびにアタリが出るので試しに何匹釣れるか続けてみると、4時間で50匹も釣れてしまった(リリース含む)。
それでもむきあさりは2割ほど余っていたので、まさに「業務用釣り餌」と言っても過言ではない検証結果が得られた。
この検証を機にすっかりカワハギ釣りにハマってしまったので、1年間むきあさりだけで釣行を続けると、自身最高記録となる27.5cmを含む大型のカワハギをたくさん釣ることができた。
またイシダイの幼魚、シマダイが釣れるなど、仕掛けを変えるだけで釣魚の幅は広がるので是非試していただきたい。
【釣具店のあさり餌との比較/メリット】
・圧倒的に安い(コスパが良い)
・粒が大きいので他の仕掛けにも流用できる
【デメリット】
・液だれしない容器に移し替える必要がある
・粒がやや大きいのでアタリが出ても針がかりに直結しにくい
バルト海いわし
こちらは500gで214円(税込)の高コスパ商品。釣り餌の定番でもあるいわしが約50匹入っている。商品説明を見ると魚種は「ヨーロピアンスプラット」というニシン目ニシン科の魚で、日本に生息する魚だと見た目はサッパに近い。
試しに塩焼きにして食べてみると……。
美味い!
小魚にしては驚くほど脂が乗っている。焼いている段階から気付いていたが、マイワシを彷彿させるほど皮目から脂がにじみ出ている。これもまた「餌にするのはもったいないな」と思いながら釣り場へ向かった。