袋を開けてムール貝の中身を確認すると、身は張りがあり、どうやら加熱処理されているようだ。20~30粒のうち7割はすでに殻が開いていたが、残りは閉じており殻の隙間からハサミで貝柱を切る必要があった。生のムール貝と比べて蓋を開けることに苦労はしない反面、加熱されたことによるエキスの漏出が気になるところ。
さすが貝類と言わざるをえない好反応
いざ投入。
オモリなしとは思えないほどスルスルと糸を引っ張るように沈んでいくが、途中で何者かに餌を取られるばかり。着底しても0.5秒で餌がなくなるなど劣勢状態が続いたが、明確なアタリを捉えると……。
上がって来たのはイシガキフグ! 地元の方曰く食べられるそうだが今回はリリース。
さらに高級魚アカハタも釣れた。
恐るべし“業スー”ムール貝。餌取りにやられやすいのが難点だが、それでも大きなカワハギを2匹追加。
さらに良型のクチブトメジナが釣れるなど、次々と美味しい魚が竿を曲げてくれた。
夢中で2袋を使用したところで釣りを終了した。高級魚まで釣れたものの、本来であれば生のムール貝は蝶番の開閉を調整することで餌取りに強くなるのだが、それができない以上は念じて海底まで落とし込んでいくことしかできなかった。それでも、さすが貝類と言わざるをえない好反応であった。
【生のムール貝との比較/メリット】
・冷凍しておけばいつでも釣りができる
・付け餌として扱いやすい
【デメリット】
・餌取りに弱い
・生と比較して集魚効果が低いかもしれない
業務スーパーの食材は釣り餌としても業務用だった!
というわけで今回は業務スーパーで購入した3つの食品で釣りをしたところ、どれも結果が出て、餌としての可能性が広がった。特にカワハギは顕著にむきあさりに反応するので、是非試していただきたい。その他の食品も現在進行形で調査しているので、まとまり次第記事にしたいと思う。
今回紹介したアイテムはYouTubeの「ぬこまた釣査団チャンネル」でも詳しく紹介しているので、釣りを始めたい方、もっと釣りを知りたい方は、ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします。