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「もはや大家族ではない。いつまで取材を続けるべきか」…『石田さんチ』Pが考える、大家族番組の最終回〈今年お母さんは68歳に〉

『石田さんチ』プロデューサー・澤本文明さんインタビュー#2

2022/09/10

番組Pが考える『石田さんチ』の最終回

澤本 時代の状況もありますが、石田家全員が「もうやめてくれ」って言うくらいまでは続けていきたいですね。

 僕にとっては人生の先輩で見本にしていきたい人たちがお母さんやお父さんだから、できるところまで付き合い続けたい。

 さらに、「この人たちってこれだけすごいんだよ」「こんな風に成長するんだよ」っていうのを伝えたいんですよ。25年間いろんなことがあったけれど、そこからどう成長したのかをみなさんに見てほしい。

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――まだまだ続いてくれそうですね。その中で、テレビ離れが影響することもありそうですが。

澤本 以前はテレビってリビングに集まってみんなで見ていたけれど、今は家族もみんなひとりひとりスマホを見ていたりしますよね。その中でテレビを見てもらうハードルは高い。

 でも『石田さんチ』の場合は、いまだに家族三世代で見てくれていたりするんですよね。「普段テレビはあまり見ないけど、『石田さんチ』だけは必ず見ている」という声もあって。これからもそういう視聴者の声に答えられるように、頑張っていきたいと思います。

 

 そして、今年も『石田さんチ』3時間の特番が放送されます! 9月10日(土)19:00からです。今回のテーマは「記念日」と「家、マイホーム」。

 石田家の子どもたちは、すでにマンションを買っていたり、家を建てようとしていたりと、就職してすぐに家を持ちたがる。家族で集まる場所を大事にしてきたお母さんやお父さんの思いがぎゅっと感じられる内容になっていると思います。ぜひご覧ください!

写真=佐藤亘/文藝春秋

「もはや大家族ではない。いつまで取材を続けるべきか」…『石田さんチ』Pが考える、大家族番組の最終回〈今年お母さんは68歳に〉

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