文春オンライン

2022/09/26

genre : ニュース, 社会,

 この駅ビルから西に向かってこれまた巨大なペデストリアンデッキが続いている。デッキの北側には相模大野モアーズ(横浜駅前にあるモアーズと同じ系列だ)、南側にはボーノ相模大野。ボーノ、なんてまるでイタリアンだが、別にイタリアっぽい雰囲気はまったくなくて、よくある駅前の複合施設である。

 そしてペデストリアンデッキの中央から西に向かっては、雑居ビルと街路樹に囲まれてちょっと薄暗い商店街。「コリドー街」と名付けられているようで、まるでこちらは銀座である。

 コリドー街はそれほど長い商店街ではなく、デッキからエスカレーターを降りて歩いてゆくとたったの5分もかからずに西の端にたどり着く。そこには小学生向けの進学塾があるらしく、次々塾にやってくる子どもたちに塾の職員が「今日も頑張りましょうね」などと声をかけている。いかにも東京のベッドタウンらしい光景だ。

 

さらにもう少し先に歩いていくと…

 このコリドー街は進学塾のすぐ先で県道51号線という大通りにぶつかる。県道を渡った先にはかつて伊勢丹があったらしいが、2019年に閉店し、いまは取り壊し作業の真っ只中だ。

 県道を跨いで伊勢丹に直結していたのであろう陸橋は通路が閉鎖されていてどことなく寂しげな雰囲気。伊勢丹は2000年代以降あちこちで閉店ラッシュを仕掛けてきたから、別に相模大野の町が廃れ気味ということを意味するわけではないのだが、なんとなくさみしい気持ちになってしまう。

 とはいえ、モアーズやボーノ、県道51号線に挟まれて、中央にコリドー街が貫くこのあたりは相模大野駅前のまさしく繁華街。駅前広場に面してカラオケチェーンもあるし居酒屋もあるし、四方八方へとたくさんの人が歩いている。相模大野駅、お隣に町田駅という巨大なターミナルがあるにも関わらず、かなり賑やかな商業の町といった雰囲気を醸し出している。

 

 さらにもう少し先に歩いてみよう。県道51号線を西に向かって歩くと、ロビーシティ相模大野と名付けられた比較的新しい団地群が見えてくる。その脇には業務用スーパーがあったり、ロビーファイブと名付けられた商業ビルがあったり。団地の人々のための商業施設と言えばまあそうなのだろうが、昭和の団地っぽさとは明らかに違っている。