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「気付いたら“タカミー”と言われるように…」テレビで喋らなかった高見沢俊彦68歳を「王子」にした“意外な人物”

「気付いたら“タカミー”と言われるように…」テレビで喋らなかった高見沢俊彦68歳を「王子」にした“意外な人物”

高見沢俊彦さんインタビュー#3

2022/10/05
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――女性が察している間、男性は何を考えているんでしょうか?

高見沢:結局さ、自分のことなんじゃない? 自分勝手なんだよ、男って。これはあくまで僕の意見で、みんながどうかはわからないけどね。だけど、昭和のお父さんのように「風呂」「飯」って、自分のこともせずにお願いばかりしていたら、熟年離婚もされちゃうよね。やっぱり今まで日本のシステムが男性社会だったことも影響しているのかな。

活動40周年にのどを壊して…

――長く活動を続けていく中で、喉を壊してしまったことがあるそうですね。

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高見沢:活動40周年のときですね。僕、自分で喉は強いと思ってたんですよ。ソロでも、声をつぶすような歌い方でメタルを歌っていても平気だったんです。ところが2014年の春のツアーのとき、途中で喉が痛いなと思っていたら、高い声が出なくなってしまったんです。

 いくつか病院に行ってみたら、手術するほどのポリープではないものの少し腫れていると診断されました。長年、がなる歌い方をしたり、喉を酷使し過ぎた勤続疲労のようなものかな。そこではたと気づき、自分に合う歌い方に変えました。結局、元に戻るまで1、2年掛かりましたね。

通算71枚目のシングルーはTHE ALFEEの真骨頂、フォークロックとハードロックの両A面

――治療について、お医者さんからは何と言われたんでしょうか。

高見沢:3日くらい喋らないで安静にしてくれって言われたんです。だからマネージャーともホワイトボードで筆談していました。でも、僕が筆談で何か聞くと、あっちもホワイトボードに書くんですよ!「お前は喋っていいんだよ!」ってつい声出しちゃって。「あ、喋っちゃった」ってコントみたいだよね(笑)。

 それからは、喉のケアには慎重になりました。以前はタバコも吸って深酒もして、辛い物も全然気にしないで食べてたけど、ガラッと変わりました。今は刺激物もあんまり摂らないし、お酒もほとんど飲まなくなりました。

――最後に10月5日に発売される71枚目の新曲『星空のCeremony』と『Circle of Seasons』について伺います。まず、『星空のCeremony』はどんなことを意識して作られましたか?