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果たしてスイカでクロダイは釣れるのか? 調査開始
今回用意したスイカは2Lサイズで1玉2000円。フカセ釣りのコマセと考えれば妥当な金額だが、スイカを目前にすると罪悪感がでてしまう。
私はスーパーで購入したが、スイカ釣法を楽しんでいる方は農家から商品価値の低いものを安く購入したり譲り受けていると聞いた。その地域にスイカ農家があるかないかの差は、スイカ釣り文化の普及に大きく関わってきそうだ。
人生初の1玉大人買いを果たした記念に、これまた人生初のスイカ割りに挑んだが、達成感より一人で行う虚しさの方が強く残ってしまった……。
正攻法だとスイカを角切りにしていくのだが、前述したようにクロダイがボイル(表層の餌に群がって捕食する様子)する可能性を信じ切れず、水中に沈める仕様にアレンジしてみた。
コマセのレシピ
・スイカを手で細かく砕きカットトマト缶のような状態に調整
・パン粉を1kg配合
・コイン精米機から無料で回収できる糠(ぬか)1kgを配合
まさにクロダイのフカセ釣り用コマセにして、付け餌は1.5cm角のスイカを使用した。
スイカエキスを存分に含んだコマセなので、海底での集魚効果も高いだろうと踏んでいたのだが……。結局、夕方までコマセを打って仕掛けを入れ直したが、明確なアタリと言える反応は得られなかった。諦めきれず、その日のうちに3Lの大玉(価格3000円!)を購入して、翌日は早朝から同じ釣り場にエントリーした。
2日目も徹底的に検証する
同じ轍は踏まないよう、2日目は正攻法で挑むことにした。特大サイズのスイカをすべてカットして、一部のスイカにはグラニュー糖を少し振りかけた。