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「このまま六本木でキャバ嬢を続けても稼げないと思って…」浜田ブリトニー(43)が明かした、異例の速さでのマンガ家デビューと当時のギャラ事情

浜田ブリトニーインタビュー#2

genre : エンタメ, 芸能

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「せっかくだから、自分の体験を元に描いてみたら」とアドバイスをいただいたので、次にギャルが主人公のマンガを持って行ったら、「ビッグコミックスピリッツカジュアル」に載せてもらえて、半年後に「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載を持つことになった。

 マンガ家のアシスタントにもついたことないただの専門学生が、2本目で小学館に載るわけですよ。そのあとさすがに少しはアシスタントの勉強してこいって言われて、3カ月くらいやったんですけどね。

専門学生1年目でマンガ家デビュー

――専門学生1年目で「マンガ家になる」という夢を叶えるわけですね。テレビに出始めたのはいつくらいだったのでしょうか。

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浜田 デビューして少し経った時ですかね。当時、「週刊ビッグコミックスピリッツ」の中に、浜田ブリトニーへの人生相談みたいな企画があって。「上司と馬が合わないんですけど、どうすればいいですか」っていう悩みに「そんなのパコっちゃえばいいじゃないですか~」と適当な返信をしてたんです。

 それがテレビ局の目に止まったらしく取材依頼が来て、テレビの仕事がどんどん増えていきました。でも最初の1年で事務所を辞めてテレビの仕事はお休みしたんです。その頃にキャバクラも引退して、マンガの仕事に専念しました。

マンガ家としてデビューした時の浜田ブリトニーさん

――ちなみに「ビッグコミックスピリッツカジュアル」でのデビュー作はどんな作品だったんですか。

浜田 「ハイパー探偵リンカ」っていうギャル探偵が主人公のマンガです。ギャル探偵のリンカが、性病を移したのはどの男性かを推理していく話で。男性の会話や言動を分析して、最後にはパンツを脱がして「お前が犯人だろ!」って言う。

 そういう下ネタのパンチ強めのマンガって当時あんまりなかったから、描いたらおもしろいんじゃないかと思って。結構ギリギリの内容だったし、絵はとんでもなく下手くそだったんですけどね。小学館は賭けに出たなって思いましたよ。普通だったらこんなの載せようと思わないですから。運が良かったんだと思いますね。

――専門学生1年目の浜田さんがマンガ家デビューしたことについて周りの反応はいかがでしたか。

浜田 妬まれたりすることはほとんどなくて、むしろ他のマンガ家さんに気に入られてよくご飯に連れて行ってもらいました。応援してくれる人が多かった気がしますね。キャバクラでコミュニケーション能力を磨いたこともあって、会話を盛り上げるのがうまかったんだと思います。

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