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「このまま六本木でキャバ嬢を続けても稼げないと思って…」浜田ブリトニー(43)が明かした、異例の速さでのマンガ家デビューと当時のギャラ事情

浜田ブリトニーインタビュー#2

genre : エンタメ, 芸能

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警察から「あなたのせいで家出少女が増えて困ってるんですよ」と…

――読者の反応はいかがでしたか。

浜田 読者からの反応は様々でした。ネットカフェで暮らしているギャルのことを描いたら、小中学生の保護者から「うちの子が真似するからやめろ」とクレームが入ったこともあって。警察からも「あなたのせいで家出少女が増えて困ってるんですよ」って言われたりして。苦情が多くて結構大変だったんです。

浜田さんが現在経営するお店の壁中に描かれたイラスト

――そのくらい影響力があったわけですね。

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浜田 でもその時くらいから法律が変わって、身分証がないとマンガ喫茶に入れなくなったらしいから、良い影響もあるのかもしれないです。

29歳で「ホームレス卒業宣言」

――ちなみにマンガ家になった当初はホームレスだったわけですよね。家を借り始めたのはいつ頃だったんですか。

浜田 テレビに出始めて2年くらいが経った時です。30歳を目前にそろそろ家を借りようと思って。それで「ホームレス卒業宣言」をしました。

――当時は週刊誌の連載も抱えていたわけですから、家がない生活はかなり大変だったのでは?

浜田 顔を指されることも増えたので、ちょっとめんどくさかったですね。「浜田ブリトニーここに泊まっているぞ」とかネットで書かれたりして。

 

 あとはとにかくいろんなところを転々としていたから、落ち着く時間があまりなかった。集中してマンガを描くときはカラオケに行ってました。

 担当が優秀だったから、知らないうちに結構先まで描かされているんですよ。私はスケジュールを共有されていなかったから、担当編集者に言われるがままで。

 今日はここまでネームを描かないと帰しませんってカラオケに監禁されたりした(笑)。担当編集者も不安だったと思います。いつ飛んじゃうかわかんないから。

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