〈あらすじ〉
1920年、イギリス植民地時代のインド。反英独立運動が各地で盛り上がる中、南インドに暮らすゴーンド族の少女マッリが、英国総督に連れ去られてしまう。一族のリーダー、ビーム(NTR Jr.)は彼女を助け出すために立ち上がる。
その動きを察知した総督府は、警察にビームの生け捕りを命令。ある大義のために英政府の警察官となったインド人のラーマ(ラーム・チャラン)が捜査を開始する。ビームとラーマはお互いの素性を知らぬまま運命的に出逢い、唯一無二の親友となるが、後にそれぞれの使命と友情の板挟みに苦しむことになる。
〈解説〉
「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督・脚本作。実在した二人の独立闘争の英雄を、テルグ語映画界の二大スターが演じるアクション・エンターテインメント。179分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★☆☆娯楽作と言えども、あまりにも善悪がハッキリ。主人公のアクションも誇張が多い。それを面白がる気にはなれず。残念。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★★☆最初は「映画もどき」かと思ったが、マチズモを突き抜ける怪力の全開に毒気を抜かれた。擬闘の工夫と俳優の体力に唖然。
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斎藤綾子(作家)
★★★☆☆残酷な場面に前作のような神懸かり的魅力はない。支配の無情なリアルさにアクションシーンも浮足立つ。期待はせずに。
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森直人(映画評論家)
★★★★☆まさにスペクタクル大活劇のごった煮。セシル・B・デミルなどハリウッドの古典性がインド映画で生きている事を再確認。
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洞口依子(女優)
★★★★★歴史を再考し錯乱の独創性に富んだ壮大なインド叙事詩。最強バディの身体能力描写は『マトリックス』の衝撃にも匹敵。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
『RRR』(インド)
10月21日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
https://rrr-movie.jp/