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2022年の秋に取り壊されるが、新たな駅舎の建設予定はないため、蒲郡市が約3300万円をかけて待合所を建てることになった。
大学でローカル線の“あるべき姿”模索を目指す学生も
地元の蒲郡市から、この路線で名古屋の大学に通う、朝比奈航希(あさひな・こうき 19)さん。
現在、沿線住民のグループに参加し、市などに利用促進の提案もしている。
朝比奈航希さん:
すごくここ、好きなんですよ。ちょうど今なんかも、雲がこういう感じで出て、夕焼けの時は本当に毎日違う感じだし、毎日乗っていても飽きないです。
通学のために毎朝毎晩、電車に乗れることを小さいころからずっと夢を見ていました
幼いころから西尾・蒲郡線に乗って育った朝比奈さん。受けた影響は、自身の将来にも及んでいた。
朝比奈航希さん:
大学では、蒲郡のあるべき交通の姿とか研究したいなと思っていて。街づくりというか、そういうのに関わる学科に、この蒲郡線のことを考えながらそれを選んだので、それが実現できたらいいなと思っています
利用者の減少や赤字を抱える一方で、支えてくれる沿線住民の思い。ローカル鉄道の進む先は…。
(東海テレビ)