文春オンライン
「ジャニーズ創業家のジレンマ」とは…? 「滝沢秀明の電撃退社」「キンプリ脱退劇」を新聞各紙はどう報じたか

「ジャニーズ創業家のジレンマ」とは…? 「滝沢秀明の電撃退社」「キンプリ脱退劇」を新聞各紙はどう報じたか

2022/11/08
note

「関係者」たちは本当に実在するのか…?

 夕刊フジは「ある芸能関係者」の話として、

《確かに滝沢さんはこだわりが強いので、ジュリーさんとぶつかることもあったようですが、あくまでも絶対的なトップはジュリーさん。立場が違いすぎる》(11月5日付)

《世界デビューというジャニーさんとの約束を果たした達成感と安堵感があったのでは…》(音楽関係者)

ADVERTISEMENT

 こちらは比較的穏便な解説だった。

King & Princeの平野紫耀 ©文藝春秋

 いかがだろうか。各紙の「関係者」のコメントの使い方だけでも読み比べていくと面白い。もちろんこの「関係者」たちは本当に実在するのかという点まで考えることができたら情報の受け手としては万全である。

 SMAP解散の報道時に気づいたが「ジャニーズ事務所とスポーツ新聞」の読み比べは「行間を読む」「情報戦を読む」という物件でもあると思うのだ。取材者にも注目すれば、ただの芸能ニュースではないマスコミ論でもあることがわかる。

 以上、「Jアラート」読み比べでした。

「ジャニーズ創業家のジレンマ」とは…? 「滝沢秀明の電撃退社」「キンプリ脱退劇」を新聞各紙はどう報じたか

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事