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――どんどん商品を購入されて。

生島:僕もね、ついつい人を信用しちゃうんですよ。性善説というか。色々なところから美味しい話がきて、金融商品の細かい内容を聞くよりも、「あんたが言うなら、間違いないね」ってやるタイプ。これが一番良くない。よく、詐欺の番組なんかで「騙されちゃいけませんよ!」ってカメラに向かって叫んでましたけど、自分だけは大丈夫だと思い込んで騙されてる。

 もう、お金をつぎ込んじゃあ減って、つぎ込んじゃあ減って……。金融商品って、激しくなればなるほど儲かったりして、どんどん欲も出て来ちゃって。

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©文藝春秋 撮影/鈴木七絵

税金を支払うために、さらに借金を重ねることに……

――自宅や事務所、マンションなど不動産の購入と、金融商品など合わせて、トータルでどれくらいの借金になったのでしょうか?

生島:たぶん10億円くらいですかね。不動産で8億、金融商品で2億くらい。金融商品は、他でお金を借りてやっていたわけじゃなくて、自分の持ち金の中からやっていたから、正確には損失という感じですが、それでも合わせて10億くらいだと思います。

©文藝春秋 撮影/鈴木七絵

 だから、周りから「稼いでるね」って言われてましたけど、実際には豊かな感じじゃなかったですね。右から左にどんどんお金が流れていくし。本当は、番組のスタッフとか家に招いたり、労うようなこともしたかったんですけど、そんな余裕は全然なかったなぁ。

 それに、独立してしばらくは税金の知識もなかったので、そこも痛手でした。経理は弟に任せていましたが、弟も初めてのことだったし。税金を払うために借金をする、みたいなこともありましたね。ほんと、金銭管理できてなかったですね。

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