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「親が過干渉で、いわゆる毒親だったので家出しました。小学校時代は友達と遊ぶこと自体が禁止で、学校と塾と家を往復するだけ。寄り道をするだけで『裏切者!』と母親に責められていました。暴力も振るわれていたけど、1回児童相談所が入ってからは虐待がバレるので殴られなくなりました。何を言ってるのか意味不明なことも多いから夏に荷物をまとめて夜逃げして、今は社会人もいるシェアハウスに住んでます。衣食住で困ったことはないです」

パパ活で稼いだ金をツイッターにあげるキッズも

 A子さんは国立中学校に通っていた。しかし学校の成績で3段階評価のBを取ると、母親にBの数だけ『バーカ!』と罵られるような状況だった。高校には入学したものの現在は不登校だという。

 トー横で会った友達のほとんどはパパ活をしているというが、A子さんはコンセプトカフェなどのバイトを3つ掛け持ちしたり、六本木でのギャラ飲みに参加するなどして生活費を稼いでいる。

「私は煙草もODもやらないです。だって親のもとにいて心が辛すぎてトー横へ来たのに、自分を大事にしなかったら意味がないから。なんていうか、理論が通ってないと気持ち悪くて」

コンクリートの広場に直に寝そべるキッズたち

「他にやることが増えて優先順位が下がれば来なくなると思う」

 一時は毎晩広場に通っていたが、最近はバイトの前後に寄る程度。家出をしてから両親とは連絡はとっておらず、もちろん親はトー横にいることも一切知らない。児童相談所から連絡が来ることもあるが、現在の住所は伝えていないという。

「高校に行けてないから友達が欲しかったし、人生経験としてトー横の子たちと話すのもいいかなと思ってます。数学オリンピックに出るレベルの学力あるやつからただのやばいヤツまで色々いるし、つながりができれば楽しい。でも自分の中で他にやることが増えて優先順位が下がれば来なくなると思うし、楽しそうなら来るだろうし、そんだけですね」