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『FF5』も当然発売されており、スマートフォン・PCで遊ぶことができる。移植の際にゲームバランスが変化しており、発売からかなり経っているのに新たなジョブ・アビリティの組み合わせが発見されたりもしているし、若い世代が改めて触れる良い機会になっている。
そして、時間が経ったいま、当時の制作スタッフが新たな可能性を切り開いている。『FF5』でバトルデザインやジョブ・アビリティシステムを手掛けた伊藤裕之氏は、2021年10月に発売された『ダンジョンエンカウンターズ』(https://www.jp.square-enix.com/de/)という作品でディレクションを担当しているのだ。
『ダンジョンエンカウンターズ』は極めてシンプルなグラフィックのダンジョンを探索するRPGだが、死ぬよりも怖い理不尽な罠がたっぷりあったり、知識と経験で敵に打ち勝つバトルなど、『FF5』の尖った部分を感じさせるような内容になっている。かなりハードコアなRPGだが、興味がある方はこちらも遊んでみるといいだろう。
RPGの魅力はストーリーやキャラクターなどさまざまだが、ことバトルに関して優れているゲームといえば、やはり『FF5』は外せない。それは30年経ったいまでも変わらないほど、衝撃的な一作だったのだ。