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紅白歌合戦をめぐる「片思いの連鎖」
夕刊フジも『明菜の復帰も絶望なのに 紅白謎の上から目線』と怒っていた(11月30日付)。
「上から目線」というのは若手出演者の多さについてNHK側が「知識として新しく仕入れる機会になるのではと思う」と会見で発言したこと。これを、おじさんたちに“教えてやってるんだぞ”と言わんばかりの上から目線だと夕刊フジは言っているのだ。おじさんたちは遂にすね始めたのである。
オヤジジャーナルで紅白の記事を読んでいると一つわかることがある。NHK側は何としても若い世代にテレビを見て欲しいと訴えている。一方、おじさんたちは最初から紅白を見る気満々で「俺たちの希望を聞いてくれ、頼む」とずっと叫んでいる。若者は紅白にそっけなく紅白はおじさんたちに冷たい。片思いの連鎖だ。しびれを切らしたオヤジジャーナルはしまいに怒る、すねる。この絶望的なすれ違いは大きい。紅白報道を追うことで今のテレビの現状が見えてくる。
では最近のゲンダイ師匠を見てみよう。
『ユーミンが特別企画で紅白に出場発表もサプライズ感ゼロ 情報を小出しにするNHKのせこさ』(12月9日付)
まだ怒ってます。