〈あらすじ〉
1982年ローマ。16歳のジェンマは同級生のパオロと恋に落ち、彼の親友ジュリオとリッカルドと共に青春を謳歌する。だが、母親の死を機に、ジェンマはナポリへと引っ越すことに。
1989年、大学を卒業したパオロ(キム・ロッシ・スチュアート)はラテン語と国語の臨時教員として働き始め、ジュリオ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は国選弁護人になり、リッカルド(クラウディオ・サンタマリア)は映画業界へと進んだ。ある日パオロは、恋人とローマに遊びに来ていたジェンマ(ミカエラ・ラマツォッティ)と街で偶然再会。再び激しい恋に落ちるが……。
〈解説〉
1982年から2022年の40年間で、出会いと別れを繰り返す女1人と男3人の愛と友情、裏切りと修復を描く人生ドラマ。監督は『家族にサルーテ! イスキア島は大騒動』のガブリエレ・ムッチーノ。135分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★☆☆男同士の友情と幼い恋のゆくえという構図だが、芯になる女の真意がよくわからず。小鳥の演技と町の風物を楽しむことに。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆容姿や身振りが派手な割には、心のスペクタクルが乏しい。「再会映画」のレシピ通りだが、無意識の混沌に届いていない。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆発情期の青春時代が濃厚で、各々の現実を肌身に感じる時間の経過も絶妙。自分にも再会したい相手がいるか、つい回想。
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森直人(映画評論家)
★★★★☆80'sからの青春の続き。大文字のイタリアらしさに彩られた悲喜交々と友情のドラマ。「時間こそ主役」の感動は普遍!
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洞口依子(女優)
★★★☆☆イタリア人らしいパッションで包んだ長い人生のまにまに漂う。友達断捨離より紆余曲折ある友との人生の豊かさを覗く。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
INFORMATION
『離ればなれになっても』(伊)
12月30日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
https://gaga.ne.jp/thebestyears/