情報番組やワイドショーで、時には人気タレント以上の存在感や発言力を見せるのが各番組のニュースキャスターやコメンテーターたちです。そこで文春オンラインでは、いったいどのニュースキャスター、コメンテーターが人気を博し、また信用を勝ち得ているか、アンケートを行いました。

 10月20日から12月1日にかけて、「あなたの信頼しているニュースキャスター・コメンテーターを教えてください!」と題したアンケートには、下は16歳から上は90歳まで、さまざまな年齢層の方から、計7774票ものお答えをいただきました。

 お堅い報道番組から茶の間の話題を扱うワイドショーまで、日々メディアの向こう側で、何かを伝えようとするキャスター、コメンテーターのうち、視聴者から最も高い信頼を得た人物ははたして誰だったのでしょうか? 

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©文藝春秋

 では、カウントダウン形式で、30位からご紹介していきましょう!

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30位 櫻井よしこ「コメントが冷静でグローバルな視点」

櫻井よしこ ©文藝春秋

 保守系論客として名前が挙がるジャーナリスト・櫻井よしこ(77)が、30位にランクイン。ニュース番組「きょうの出来事」(日本テレビ)のキャスターを務めるほか、『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論社)では大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。現在、ネット番組「言論テレビ」も週に1回配信しています。

「心から日本のことを思い、培ってきた考え方が豊富で信頼できる。逆の考え方の方にも論理的にきっちり反論できる」(70歳)

「今の日本に対しての問題点を的確にかつ冷静に伝えているから」(50歳)

「ベテランで若いころから観ているが、コメントが冷静でグローバルな視点からの論理的な発言が好き。感情的な発言がないのも好感が持てる」(69歳)

「日本の誇り、正しい歴史観が伝わる」(56歳)

29位 武田真一「武田さんが読むと、無機質でなく『心』を感じる」

武田真一(NHKホームページより)

 武田真一アナウンサー(55)は、「NHKニュース7」「クローズアップ現代+」など、NHKの看板アナとして長年活動してきたベテランアナウンサーの一人。安定感あるアナウンス力には定評があり、2016年には「紅白歌合戦」の総合司会も担当しました。2021年から大阪放送局に赴任し、「列島ニュース」などに出演しています。

「安心感、信頼感、やさしさがみえる」(52歳)

「伝える情報が、武田さんが読むと、無機質でなく『心』を感じることがある」(54歳)

「NHKでの災害報道の時の落ち着いた姿勢が大好きだった」(66歳)

「手堅いアナウンスの中にも、感情がこもっており、地元熊本などへの愛情が感じられる」(53歳)