鎌倉に住む麺好きの先輩からミッションが入った。京浜急行電鉄逗子線の終点「逗子・葉山駅」の駅ビルにおいしい立ち食いそば屋「浪子そば」があるから食べに来いという指令だ。そこで1月の第2週の日曜日に訪問することにした。
JR逗子駅で先輩と待ち合わせして、逗子・葉山駅へ向かう。逗子に降り立つのは実に20年ぶりだ。東京より気温は2、3度は高く暖かい。駅前の雰囲気も随分変わったようだ。逗子・葉山駅は以前の新逗子駅。2020年に改称されたそうだ。歩いて5分ほどで北口駅ビル「ニート新逗子」に到着した。
店の入り口で発見した「控えめなアピール」
「浪子そば」は改札がある3階で営業していた。11時半頃の到着でお店は近隣の常連客でにぎわっていた。入口に大きくこんなメッセージが書いてある。
「2分お待ち下さい!! 生麺から茹であげます」
先輩曰く「旨い安い速いとかじゃなくて、この控えめなアピールが麗しい」という。
さっそく入店し、私は「浪子そば」(460円)、先輩は「天玉そば」(490円)を注文してカウンター席に着いた。最近の値上げラッシュの中でも比較的安い値段設定が大変うれしい。
「浪子そば」は初代から数えれば今年で創業47年になるとか。現在の店は合同会社モーモーズが2014年から経営しているという。