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犯行先の情報リストと「道具屋」…“指示役”と“実行犯”の存在

多田氏によると、実行犯とは別に、情報収集を行う「道具屋」というグループが存在しているとのこと。

 

「道具屋」は、住宅の下見などをして、資産状況や家族構成・生活パターンが入った情報リストを作り、犯罪組織に提供。このリストが、犯行先を決めるのに使われているといいます。

 

犯行は、実際に強盗に入る“実行犯”と、ビデオ通話などをつないで別の場所から指示をする“指示役”に分かれて行われます。

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実際に足利市で被害に遭った男性によると、そばにいた犯人が別の場所にいる人物と電話をしながら、電話越しに「(被害者を)殴れ」といった指示を受けていたそうです。

被害に遭わないためには?“狙われやすい家”の特徴

被害に遭わないためには、どうすればよいのでしょうか?

 

防犯ジャーナリスト梅本正行氏によると、狙われやすい家の特徴として、敷地が広い・高級車が止まっている・堀で中が見えにくいなどの点があるといいます。さらに、自営業や資産家・病院関係者などは情報を登録していることが多いため、情報が漏れてターゲットにされる可能性が高いといわれています。

 

ほかにも、犯行グループは事前にアンケートなどを装い、電話で年収・仕事・家族構成など家の状況を確認するため、このような不審な電話には基本的には答えないようにする、防犯ガラスや補助鍵・センサーライトなどの防犯対策を徹底することで、下見をする段階で諦めさせることなどが大切だといいます。

ジャーナリスト 多田文明 氏:
今回被害者が亡くなられたということで、しかも役割分担しながら素人がプロ並みの犯行をしてしまうと。「殴れ」と指示されたら、素人はどのくらいで亡くなるのかわからない。だから怖いんですね、このような組織的犯行というのは。
だから絶対に「闇バイト」には応募してはいけないし、連絡もしてはいけない。

(めざまし8 「わかるまで解説」より1月23日放送)