〈あらすじ〉

 ハリウッドスターのニック・ケイジ(ニコラス・ケイジ)は、多額の借金を抱え、妻子から愛想を尽かされ、心から欲した役も手に入れられず、失意のどん底にいた。そんな彼に、スペインの大富豪の誕生日パーティーに出席するだけで、100万ドルが得られるというオファーが舞い込む。借金返済のために、渋々マヨルカ島に向かうと、そこにはニックの大ファンだという大富豪ハビ(ペドロ・パスカル)が待ち構えていた。

 2人は映画談義で意気投合し友情を深めるが、ハビのことを探っていたCIAから、彼の動向をスパイしてほしいと依頼され、ニックは任務と友情の間で葛藤する――。

〈解説〉

 ニコラス・ケイジが自身の分身ともいえるキャラクターを演じるアクション・コメディ。監督・脚本は『恋人まで1%』のトム・ゴーミカン。107分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆前半、N・ケイジならではのおかしみ。後半、「国際的犯罪組織」という話になって、型通りのドタバタに。勿体無い。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆自身を笑い、世界を笑っているうちに、N・ケイジはどうやら成層圏へ出たようだ。心のほぐれる脱力系メタ・コメディ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ニックとニッキー二役のシーンが好き。売れっ子俳優の壊れっぷりではなく、ファン垂涎のほのぼの感に飽きずに浸れた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ニコラス・ケイジ大百科!? 小ネタにはウケたが、映画本体の馬力がもうちょいあれば。お祭り的な幸福感はハイスコア。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆相変わらずフルスロットルのケイジ。アクションなど自身の過去作をアップデートした痛快劇。パスカルとの相性も◎。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

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3月24日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
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