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スキャンダルで大きな批判の声があがった坂本

 昨年9月、文春オンラインは坂本と一般女性との中絶トラブルを報じている。当時、交際関係にあった女性に対し、坂本は避妊具を付けない性行為や過激な行為を強要。女性は妊娠し、中絶トラブルまで発展した。尊厳を傷つけられた女性は自殺未遂まで追い込まれている。

坂本勇人 Ⓒ文藝春秋

 子供に対し夢を説くのも大事な仕事であるプロ野球選手としての“品格”が問われた。報道のあと、坂本には大きな批判の声があがり、球場ではトラブルにかこつけたヤジも少なくなかった。このスキャンダルが成績に影響を与えたのではないだろうか。

「確かに、スキャンダルが影響したと言われても仕方ない成績でした。ただ、おそらく本人はスキャンダル自体を気にしていないでしょう。報道直後の試合でもヒットを打ち“鋼の心臓”ぶりを見せつけました。ただ、ネットに吹き荒れた批判の声は当人の耳にも入ったはずで、集中をそがれることはあったでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

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二岡の因果が巡る?

 スキャンダルにケガ、そして不調が重なっている坂本。プロ野球選手として、まさに崖っぷちに立たされているが、この状況に奇妙な一致を見出すのはある週刊誌記者だ。

「当時巨人のショートだった二岡智宏選手は2008年シーズンの開幕直後からけがで離脱していました。そして、同年7月には、フリーの女性アナウンサーとの不倫スキャンダルが報じられています。そのタイミングで二岡選手のポジションを奪って行ったのが坂本選手なのです。もし、この状況で坂本選手がレギュラーを失ったとなれば、15年前の再現になってしまいます」

 31日に開幕する2023年シーズン。因果は巡るか。

二岡智宏 ⓒ文藝春秋