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「ヤクザ辞めてラーメン屋に専念したい」口の中で発砲…射殺された“ラーメン組長”が悩んでいたこと

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「ヤクザ辞めてラーメン屋に専念したい」

 自身のインスタでは、娘や息子、孫の写真を度々アップ。その成長を喜び、幸せを謳歌しているようにも見えた。ところが――。

「余嶋は、ごく近しい組の関係者に『上納金も払えないし、ヤクザ辞めてラーメン屋に専念したい』などと相談していたようですわ。だけど、弘道会からは了承が得られんかった。その後、余嶋は腹を括ったのか、俺に『狙われるかもしれんけど、ビクビクしとってもしゃあないやろ』と開き直るようなことを言っとった」(前出・暴力団関係者)

 

 冒頭のラーメン店の常連客が回想する。

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「そういえば、一昨年の7月22日の明け方、ワゴン車があのお店に突然突っ込んで入り口のシャッターが壊れちゃったんです。なぜか店長は現場検証に来た警察を手で制止し、『入るな!』と言って揉めていた。あれも、もしかして……」

 敵対勢力の攻撃か、身内の粛清か、はたまた……いずれにせよ、暴力の渦から逃れることは叶わなかった。

「ヤクザ辞めてラーメン屋に専念したい」口の中で発砲…射殺された“ラーメン組長”が悩んでいたこと

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