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「家でも母のことは『先生』と呼んでた」母はプロゴルファー、父は早稲田卒のリポーター・阿部祐二…娘が語る、ハードすぎた“文武両道”教育

阿部桃子さんインタビュー #1

2023/06/03

genre : エンタメ, 芸能

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父は学校に来ると、とにかく目立つ

ーー桃子さんは身長が175センチですが、幼い頃から高身長だったのでしょうか。

阿部 はい。背の順で並ばされると、いつも一番後ろで。小1から高かったですね。父も背が高いけど、母も171センチあるので、私も高くなったんでしょうね。

ーー水泳もゴルフもやっていて、背も高いとなると、体育の授業や運動会ではなにをやっても頭ひとつ抜けていたのではないのかと。

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阿部 小学校ではリレーで学年代表とかに選ばれてましたけど、それくらいかな。

 中学か高校の体育祭で1,000メートル走に出たときは、父もストイックだから一緒に走り込みをやってくれてました。「やるなら1番にならないと!」という感じで、休みの日もずっと。コースに坂があったので、坂のある場所を探して、そこで猛ダッシュの練習をしたり。

 本番になると、私が走っているコースの横で父も一緒に走って応援してくれるんですよね(笑)。

 

 1,000メートル走には3年連続で出て、結果は毎回2番だったんですけど、父は2番だからといってなにも言わずに、3年間すべて付き合ってくれました。

ーーお父様はリポーターとして有名だし、1,000メートル走で並走しながら応援するくらいですから、学校の行事に来ると目立ちそうですね。

阿部 父も母も絶対にそこだけは外さないので、小学校から行事にはすべて来ていましたね。

 そういったとき、父は張り切りすぎるので「静かにして」と思うことが多かったです。たとえば、私が賞を取ったりすると「やったー!」って騒いで注目されちゃう。とにかく父は学校に来ると目立ってました。

 私がいないところで、他の保護者たちと『スッキリ』のポーズを決めて写真を撮っていたり。みんな「撮ってもらった」って喜んでいて、父もまんざらじゃなかったのか、ホクホク顔になっていましたね。

撮影=松本輝一/文藝春秋

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