『BreakingDown / ブレイキングダウン』のラウンドガールなども務めている、インフルエンサーの平瀬あいり(26)。
16歳で整形することを決意し、8年間で整形手術の資金1000万円を貯めたという彼女に、整形後の周囲や自身の変化、現在も襲われるという“顔”をめぐる辛い過去のフラッシュバック、容姿で判断されてしまうルッキズムの問題などについて、話を聞いた。(全3回の3回目/最初から読む)
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整形でメンタルは改善されない
ーー19歳から整形を続けてきましたが、顔の完成度を数値的に表すと?
平瀬あいり(以下、平瀬) この顔を気に入ってるかどうかは微妙なのでアレなんですけど、どれくらい進んだかをパーセンテージで言うと、80%、90%ぐらいは終わっていて、あとは微調整みたいな感じです。
骨を切って、鼻もだいぶやってるので、「これ以上どうすればいい?」という感じではあるので。大きく直すことはないと思います。
ーー少しずつ顔が変わっていくにしたがって、メンタルも変化するものですか?
平瀬 私の場合は根本的に病みすぎていたせいか、メンタルが変わるってことはあまりなかったです。去年、両顎の手術をやって、ようやく落ち着いてきた感じですね。でも、整形することでメンタルが改善されるかといわれると違う気もするんです。大事なのは、周りの環境だよなって思うので。
見た目の変化をいちばん感じた出来事
ーー当然、周囲の反応は変わりますよね。
平瀬 昔から仲の良い子からは「かわいくなったね」と言われますね。
歯に対する反応は、ぜんぜん変わりました。前は知らない人からも歯に関してはけっこう言われていたけど、まったく言われなくなりました。
なかでも、いちばんの変化を感じたのは、夜の仕事のスカウトから声をかけられなくなったことですね。スカウトの人たちって、整っている子には「すでにどこかで働いてるんだろう」「風俗とかやんないだろう」とか思って、声をかけないんですよ。
でも、そうじゃない子には「こいつ、言うこと聞きそう」と下に見て声を掛けがちで。それがなくなったのがうれしかったし、「ほんとに見た目が変わったんだな」と実感できましたね。