お酒のトラブルで留置所に入ったことが
ーーそこで麻酔が効いて、スゥーッと。
平瀬 そうですね。鼻を手術したときは、でっかいフラッシュバックが来て。「角田藍李(本名)は捨てて平瀬あいりとして生きる」みたいなツイートしたことがあるんですけど、手術台に横たわってるときに、そのフレーズが浮かんできて。すでに平瀬あいりを名乗っていたんですけど、「平瀬あいりとして生きよう。怖いけどこれに耐えて、すべて捨てよう」って、改めて決意しましたね。
ーー過去にまつわるツイートで「留置所上がりが顔面に1000万ほど課金して自分磨きした結果」というものがあったのですが、一体なにをして留置所に?
平瀬 18歳か19歳のときに、お酒でトラブルを起こして留置所に入ったことがあって。20日勾留だったんですけど、私のメンタルがバグりすぎちゃって1週間ぐらいで出されました。
閉鎖空間で病んでしまって、留置所の担当官さんに渡された歯ブラシを折って、自分の体を刺したり、切ろうとしちゃったので。
ーー自傷行為を繰り返した時期があったのですね。
平瀬 いまはだいぶマシになりましたけど、鏡を割っちゃうとかめっちゃありましたね。鏡に映った顔を見てると病んできちゃって、投げて割ったりとか。
母親にひとりで会いに行きたくない
ーー現在、お母さんとの関係は。
平瀬 良くも悪くもないって感じですね。会ったら話せるのは話せるけど、母親はメンタルがヤバくて起伏が激しいので、あまりひとりでは会いに行きたくないんです。なので、友達についてきてもらって会ったりしてます。最近だと今年の冬に会いましたけど、ちょっとしゃべって帰りました。
整形については何も言ってこないですね。もともと、いっぱい話すわけでもないので。でも、小さい頃から私の顔について悪く言っていたことをすごく後悔してるみたいで、「あの時はごめんね」って泣かれましたね。
私を産んでくれて、こうして元気に生きてるので、そういう意味では母親に「ありがとう」って感謝できますけど、「好きか」って聞かれたら微妙ですね。
ーーこれまで容姿について言われてきて、それをバネに整形し続けてきたわけですが、自分で自分を認める瞬間ってどんなときですか。