朝令暮改の「マイナンバーカード政策」で、「暗証番号なしカード」というものが11月から出るようです。
7月4日、松本剛明総務大臣は、認知症などでマイナンバーカードの「暗証番号」を覚えられない高齢者などを対象に、「暗証番号」を設定しなくても使えるカードを交付する方針を示し、11月頃から運用が開始される予定です。
つまりマイナ保険証に「暗証番号」がなくても、「顔認証」や目視で本人確認をするということです。
しかしいま、医療の現場では「誰でも顔認証」という、とんでもない事態が発生しています。
男性のカードで、女性の顔を「認証」
千葉県にある某病院で、こんなことが起きています。
事務のA子さんが、顔認証付きカードリーダーの性能を確認しようと、同僚男性のマイナンバーカードを読み取り機に乗せ、自分の顔をカメラに向けました。
当然ですが、他人のカード、それも男性のカードですから、女性である自分の顔が認証されるはずはないと冗談のつもりでやってみました。ところが驚いたことに、カードの持ち主である男性本人だと認証されてしまったのです。