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官能小説の作り手たちは「かっこいい」
――さとう先生は『フランス書院編集部物語』を描いたことで、官能小説というジャンルに対するイメージの変化はありましたか?
さとう 全く触れたことのない世界だったので、偏見も何もそもそもイメージがゼロという状態でした。でも『フランス書院編集部物語』を描いたことによって、官能小説とは、とんでもない情熱を持った人たちが作っているジャンルであることがわかりました。
作家さんと直接お会いする機会はありませんでしたが、いろいろお話を聞くと、良い意味で「とんでもない怪物たちだな!」と感じます。兼業作家として数十年も創作を続けている方なんて、同じクリエイターとして畏怖せざるをえません。
――自分も今日お話を聞いて、こんなにもすごい世界なんだと驚きました。
さとう 官能小説を読んだことがなくても、「フランス書院」という名前を知っている人は多いですよね。それってフランス書院がブレずにものづくりをしてきた証だと思うんです。だから、かっこいいですよ。(#2に続く)
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