〈解説〉
俳優として飛躍したいインフルエンサー、常にストレスにさらされている消防署員、全米を移動するトラック運転手、ハリウッドのスタントマン、ベイエリアの技術者、ニューヨークの路上生活者など愛猫と暮らす9人の男性を追ったドキュメンタリー。
監督のマイ・ホンは、もともと猫好きではなかった夫に、猫と暮らすことによって起きたポジティブな変化に着目。同じような変化を遂げた男性たちを探し出し、彼らと愛猫の物語を記録した。
撮影開始は2020年1月。未曾有のパンデミックを愛猫とともに乗り越える姿も映し出している。89分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆猫と女たちではなく、男たち、というのが面白い効果をあげている。みんな、やさしいお母さんのよう。笑いあり涙あり。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★★☆「人に世話をさせる天性」という言葉を聞くと頬がゆるむ。あえて広い場所に猫を置いた風通しのよいドキュメンタリー。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆手を伸ばしたくなる光景に、理屈抜きで心のコリを解された。猫の眼差しや佇まいが飼い主との深い関係を物語っている。
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森直人(映画評論家)
★★☆☆☆猫を撮る事の映画的工夫が際立っているわけではない。SNS的なほっこり感を伝える人間模様のショーケースといった趣。
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洞口依子(女優)
★★★★☆猫を撫でる様な癒し効果。映画の中で働く男たちは実に穏やかに語りかけ生き辛さの縛りを解す。劇場の大画面で是非。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
INFORMATION
『猫と、とうさん』(米)
7月28日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
https://catdaddiesjp.com/