福原からB子さんに1本の電話が…
離婚の経緯に関しては言葉少なだったB子さんだったが、この点について聞くと言葉に力が籠った。
「私が特に許せないのは、ここからの福原さんの対応です。『週刊誌はあることないことを書くものなので、私の問題ではない』といったことをお話しされたため、私は『夫婦間の問題まで事実ではないことが報じられているので(取材に応じるなどして)記事を訂正したい』と伝えました。すると、『それはやめて欲しい。私も精神的にも辛いし、体調も悪い。記事が出ると、報道が過熱し、結果的に巻き込むことにもなる』と。最後は迷惑料という形で、当事者間で収めることを提案されました」
B子さんは逆に弁護士を立てることを提案したが、福原は「弁護士を立てず個人間で解決しよう」と繰り返してきたという。
「口封じをしようとしていると感じました」(同前)
再度話し合いが持たれたのは、昨年12月27日だ。今度は福原から電話がかかってきたという。
「今回の報道に巻き込んでしまい、それに伴いB子さんに心労をかけてしまったことに対して100万円の迷惑料をお支払いします。マネージャーにも話をせず、どのように誠意を伝えたら良いのかをインターネットなどで調べました。相場は50万円くらいだったので、その2倍は支払します」
B子さんが当日の会話を回顧する。
「福原さんは金額を提示する一方、あくまで週刊誌の報道に対するものという姿勢を変えませんでした。12月の記事を踏まえると辻褄の合わないことも多く、言動に誠意が見られなかった。これ以上、個人間でのやり取りは無意味だと判断し、私からはわざと5000万円と無理な金額を伝えたんです。最後は、今後は代理人を通してご連絡すること、今後は一切個人間でやり取りをしないことをお話しし、会話は終わりました」
福原の自宅管内の警察署に一本の電話が入ったのは、その後のことだった。
「お金を強請(ゆす)られている案件があるんです」
相談者は「福原愛」と名乗ったという。後日、彼女は弁護士とともに、被害相談を行った。
「1月中旬に『少しお時間をもらえないか』という連絡が入り、警察署に伺いました。私から経緯をお伝えしたところ、見解の相違が多々あったようで。福原さんは私との会話を事前に録音し、署に提出していたようですが、相談後に録音データを聞いたという刑事さんは、『録音を聞いたところ、問題はないよ』と話していました」(B子さん)
福原は何と答えるか
記事の訂正に関する交渉を依頼されたB子さんの代理人弁護士は1月下旬、福原側に通知書を送付。その後、福原の代理人弁護士から連絡が入った。
その回答は「不倫行為は認めず、それについて謝罪はしないが、迷惑料として100万円を支払う」というもの。B子さんは「謝罪もない」という内容では到底納得できず、交渉を続けたかった。ところが2月以降、福原の代理人からは応答がなかったという。
夫を奪われたB子さんの悲痛な告白。福原はどう受け止めるのか。3月14日、本人の携帯を鳴らした。
――Aさんの元妻のことで。
「えっと、ごめんなさい」
――福原さんは「彼女から恐喝された」と警察に相談に。どういう根拠で?
「ごめんなさい。あの、ちょっとごめんなさい、今ちょっとごめんなさい」
マネジメント事務所にも事実関係の確認を求めたところ、弁護士名で主に以下のように回答した。
「B子氏(回答は実名)は週刊文春にリークするなどと言い、法的に根拠のない多額の請求を行いました。恐喝の手段として、貴社を利用していることは明らかである。その後、B子氏はC弁護士(同)を代理人とし、同様の恐喝行為を繰り返し行いました。依頼者(福原)が、100万円であれば支払うと述べたものの、1000万円支払わないのであれば、週刊文春にリークする旨を伝え、現にB子氏は、リークを行っています。
依頼者は、ひどく畏怖(ママ)しています。今後、依頼者はB子氏に対しては、刑事告訴を行います」
ただ、自身がB子さんから夫を奪った点やAさんと携帯や手紙で連絡を取り合っていた点などについては一切答えなかった。