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院長らによる職員向け説明会の音声データを入手
病院の記者会見などによると、高島さんは2020年に神戸大を卒業後、甲南医療センターで研修医となった。2022年4月からは消化器内科の専門を目指す専攻医として勤務。初めて主治医として患者を担当する立場となった。同時期には学会に向けた資料作りも並行して行っていたといい、3カ月ほど休みが無い状態で精神的に追い詰められて昨年5月17日に自宅で自殺したという。
「報道が出て初めて残業時間が200時間を超えていたと知り、そこまで大変だったんだと衝撃を受けました。職員向けの説明会では、病院側は一切そんなことを言っていませんでしたから…」
匿名を条件にそう証言するのは、甲南医療センターの現役職員だ。
「週刊文春」は、今年3月3日、高島さんの自殺に関連して、職員向けに具英成(ぐえいせい)院長らが行った説明会の音声データを入手した。一体、何が記録されていたのか。