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外に出るとそこには「日本最大級」のものが…

 階段をさらに降りてそのイベント会場の脇を抜け、外に出るといよいよ「杜の都」仙台である。

 

 このように、新幹線を降りてから人の流れに乗ると、仙台駅の西側に出るようになっている。仙台駅西口には、これまたさすがの110万都市、広大な駅前広場とそれを取り囲む巨大なペデストリアンデッキが設けられている。

 

 仙台駅の駅舎そのものは1977年に完成した7代目。ペデストリアンデッキはその翌年に完成したもので、新幹線開業を控えて整備されたという。

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 その規模は日本最大級。駅前のバス乗り場それぞれに通じているのはもちろん、ロフトやパルコ、アエルなど仙台駅周辺の商業ビルとも直結している。2017年に閉店したさくら野百貨店も、駅直結の商業施設のひとつだった。

 
 

 ところどころで待ち合わせをしている人もいるペデストリアンデッキを歩くと、駅前からまっすぐ西に向かって伸びる大通りが見える。青葉通といい、道沿いにケヤキの木が植えられている、いわゆるケヤキ並木だ。

 

 あまりに木々が生い茂っているから、ペデストリアンデッキの上からまっすぐ西を見ても、遠くが見渡せない。夏の日差しの陽炎の向こうに浮かぶ山並みは、かの伊達政宗が築いた仙台城(青葉城)のある青葉山。駅前の大通りからしてこれほど緑豊かなのだから、やはり「杜の都」はその名に違わない。