高校3年生だった18歳でボディコンテスト「オリンピアアマチュアジャパン」に挑み、大会史上最年少の出場者として注目された山下桃伽(19)。

 現在は愛媛県松山市のパーソナルトレーニングジム「EASTER-YLE GYM」でトレーナーを務めている彼女に、憧れの選手による競技向けメイクの手ほどき、オーダーメイドである競技用ビキニの価格、筋トレを始めたことで生じた数々の変化などについて、話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)

山下桃伽さん

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ボディコンテスト出場に向けて

ーー2021年9月開催の「ウエストジャパンチャンピオンシップス」への出場が新たな目標になったことで、トレーニングのメニューなどを変えたりしましたか。

山下 その当時から、週5、6日でジムに行っていて。しっかりやってたとは思うんですけど、さらにセット数を増やしたりとか、種目数を多くしたりとかして、ガチガチに追い込んで。食事も、それまで以上に気を使いましたね。2021年の1月から減量を始めて、5月からは日サロに通って肌を焼いて。

 

ーー大会ではメイクする必要もあるので、その仕方も学ばないといけないですよね。

山下 ああいったメイクをしたことがなくて「どうすればいいかわからん」って、メイクしようにも手がプルプルになっちゃって。あまりにわからなすぎたので、先輩の女性選手の方に、オンラインでやり方を教えてもらいました。

 まず、アイシャドウはギラギラした感じで、輪っかみたいにして塗るとか。つけまつげを付けたことがなかったんですけど、「つけまつげは2枚付けで」とか教えていただいて。

ーー大会では、メイクも審査のポイントになるのですか。

山下 カリスマ性とまでは言わないけど、綺麗であるとか派手さみたいなとこも大事なんで。それとメイクが薄い状態だと、ライトの光で顔が飛んじゃうんですよ。だから、濃いメイクにしないといけなくて。

 でも、大会で使うような化粧品って、あまり売ってなくて。日本の化粧品メーカーに、真っ青とか真っ黄色のアイシャドウとか、あんまりないんですよ。だから、海外の通販サイトで買ったりしてましたね。