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写真がうまく見えるカメラの「水平器」機能

 カメラ機能に新たに加わった「水平器」も、なにげに便利な機能です。他社のカメラアプリではすでに実装例がありますが、iOSの標準アプリで採用されたのは、今回が初めてとなります。

 スマホで写真を撮る時、それらが傾いていると、どことなく撮影が下手に見えてしまいがちです。大胆に傾けた写真であればそれは演出と見なされるでしょうが、ほんのわずかだけ傾いているのは、どうにも気持ち悪さを感じるものです。

 今回、それらが水平になっているかをジャイロセンサーで検出し、画面に表示する水平線機能が追加されたことで、こうしたケースも減りそうです。機能としては単純に水平線を表示するだけなのですが、微妙な傾きの場合のみ表示され、大きく傾けた場合は非表示になるという挙動からして、意図しない傾きなのか、それとも演出で傾かせているのか、きちんと判断している様子が伺えます。

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 撮った写真を後から見返すと、傾いている場合が多く困っている人にとっては間違いなく便利なこの機能、無理な体勢で写真を撮る機会が多い人は、これがあるだけで、写真の出来がワンランクアップするはずです。

ファインダー上に水平線が表示されるようになりました。撮影時にカメラが傾いているとすぐに分かります
カメラの設定画面で、新たに「水平」という項目が追加されています