〈あらすじ〉
1980年代、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国。国家安全企画部(旧中央情報部)の海外次長パク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)と国内次長キム・ジョンド(チョン・ウソン)は、組織内に入り込んだ北のスパイ“トンニム”を探し出す任務を課される。
因縁の仲の2人。情報漏洩によりいくつもの作戦が失敗し、多くの命が失われていく中で、キムとパクはお互いをトンニムとみなして捜査を続ける。緊迫した空気の中、北による大統領暗殺計画を知った2人はバンコクへと向かう。
〈解説〉
Netflixのドラマ『イカゲーム』の主演俳優イ・ジョンジェの長編監督デビュー作。己の信念や信条に葛藤する2人の男の対立と、激しい諜報戦を描くスパイ・アクション。125分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆二重スパイという設定からして興味を引く。さまざまなアクションをちりばめ、さらに男二人の生き方も、というチカラ技。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆高電圧で爆発的なアクションと灰青色の画調で突進するが、プロットをひねりすぎて自縄自縛。変心の描写も強引すぎる。
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斎藤綾子(作家)
★★★★☆共演の二人の印象が似ていて配役が失敗かと思ったが、そこが作品の核だった。容赦のない拷問シーンに震えつつ凝視。
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森直人(映画評論家)
★★★★☆イ・ジョンジェの才能に感嘆。特に脚本が◎。光州事件から全斗煥政権下の80年代韓国を背景にした熱作の新たな成果。
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洞口依子(女優)
★★★☆☆アクション、スパイvsスパイ、大虐殺と、てんこ盛り。80年代冷戦時の韓国という時代背景にチョン・ウソンがやけに映える。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
INFORMATION
『ハント』(韓国)
9月29日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
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