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畑に散乱する使用済みの点滴容器
ゴミを拡大した写真を見て欲しい。農薬の空瓶に混ざって、透明の細い管が見えるはずだ。これは、点滴の空パックだと通訳の林真宣氏はため息をつく。
「中国で病院に行くと、腸炎だろうが喘息だろうが、とにかく点滴を打たれることがよくあります。大都市では見かけませんが、農村部ではいまだに点滴をしたまま帰宅する人もいます」
だからといって、
カップラーメンの空容器・菓子類の袋などの「家庭ゴミ」も
吉林省・吉林市では、日本向けのうるち米を作っている田んぼも見つけた。
カップラーメンの空容器や菓子類の袋など、いわゆる家庭ゴミも中国の畑によく落ちている。日本へ輸入される外国産米は、米国やタイ産が中心で、中国産は三番手だ。
ただ、せんべいなどの米菓として、菓子類に加工されて日本へ入っている中国産米も多いという。
吉林省・通化県では畑の側の川に注射器が落ちていた。そばには乾いたウエットティッシュまで落ちていた。川岸で注射でも打ったのだろうか。