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石田 もちろん(笑)。でも、東尾さんは少し前から「おかしいな」とは思ってたみたいです。理子が東尾家のものじゃない車を運転するのを見て、「なんだ、この車は?」とか尋ねてたらしくて。理子は「うん。ちょっと友達に借りた」なんて答えて。まぁ、それは僕の車なんですけど。

年を取ってから子供を持つのも悪いことではない

ーーそれでも「おまえか! ダメだ」なんて、面と向かって反対はできないですよね。

石田 まあ、そうですよね。あのとき、理子は34歳か35歳で。アメリカのツアーに出ていたけど、ちょっとスランプになってたんですよね。そういうときに知り合って、ゴルフ以外の話で盛り上がって、距離が縮まったんです。

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ーー2009年に理子さんと結婚されて、58歳だった2012年に長男の理汰郎さんが誕生しました。58歳で親になると、考え方や感覚が若返るものですか。

石田 それはあるかもしれないですね。とりあえず、気は張ってますよね。当たり前だけど、最終的には僕もヨボヨボになっちゃうんで。そうなる前に、子供たちに教えられることはとことん教えておいてあげなきゃって。

 

 いま69歳ですけど、教えられることの深さはまあまああると思うんです。自分でも、若かった頃と比べると雲泥の差なので。ただ、子供たちは僕の話をちゃんと聞こうとしてないけど。特に理汰郎は、聞かなくて(笑)。

 仕事のことや体力的なことを考えれば、自分の年齢で父親になるのってどうなのと考えることもあります。でも、年齢がいっている状態で子供をもうけたことで、その子に“年の功”的なもの、自分が重ねてきた経験や遺伝子に記憶があるのだとしたら、それらが受け継がれることになるのかなって。そう考えたら、年を取ってから子供を持つのも悪いことではないなと。

息子・いしだ壱成さんには申し訳なさが一番強かった

ーー理汰郎さんたち、いしだ壱成さん、すみれさんが一堂に会することも多いようですね。みなさんで誕生日や七五三を祝っている写真を、よくブログで公開されています。

石田 理子が繋いでくれるんです。「誰の誕生日だからどこどこに集まろう」って、2週間くらい前から店を予約したり、壱成なんかに連絡してくれます。億劫がるわけじゃないんですけど、僕がやろうとするとギリギリになっちゃうんで。

 でも、ここ最近は以前ほど会ってないですけどね。

 

ーーご家庭があったり。

石田 前から、それぞれ家庭はあったんでね。それよりもすみれが子供を産んで、まだ小さいから大変だったりしますから。ちょっと、前とは違う流れになってきましたね。

 でも、壱成とはちょくちょく会いますね。いろんな相談をされますし。船橋の焼肉屋にも、4回か5回か来てくれて。